わかりづらい補助金用語集
目次
あ行
圧縮記帳(あっしゅくきちょう)
(補助金で買ったものにかかる税金を少なくするための計算のしかた)
補助金を活用して購入した設備などの固定資産にかかる税負担を軽減する会計処理方法。補助金収入を特別損失として計上し、税負担を抑えることができる。
補助金を活用して購入した設備などの固定資産にかかる税負担を軽減する会計処理方法。補助金収入を特別損失として計上し、税負担を抑えることができる。
か行
概算払(がいさんばらい)
(事業が終わる前に、先に一部のお金をもらう手続き)
補助金の一部を事前に受け取ること。通常、事業実施前に一定の要件を満たすことで認められる。
※補助金により要件の可否が異なるため注意。
確定検査(かくていけんさ)
(期限までに、本当に計画どおりに補助金が使われたかをチェックすること)
実績報告後に、補助金の対象経費や事業内容が適切に実施されたかを審査するプロセス。これを通過しないと補助金の最終支払いが行われない。
交付決定(こうふけってい)
(「この事業者に補助金を交付します」と決まること。これが決まる前に買ったものは原則補助金の対象にならないことが多い)
補助金の支給が正式に確定すること。交付決定前の契約・購入は補助対象外となることが多い。
交付決定額(こうふけっていがく)
申請者が受け取ることができる補助金の上限額。審査の結果、申請額よりも減額されることもある。
交付申請(こうふしんせい)
原則、採択後、補助金を正式に受け取るために行う申請。交付決定を受けて初めて補助事業を開始できる。
公募要領(こうぼようりょう)
補助金の内容や要件、手続きなどが記載されている文書。
さ行
採択(さいたく)
申請内容が審査を通過し、補助金の支給対象として選ばれること。
財産処分(ざいさんしょぶん)
補助金の交付により取得した財産を、補助金の交付目的に反して使用、譲渡、交換、取り壊し等を行うこと。事前に申請手続きが必要。
支援機関(しえんきかん)
中小企業の補助金申請や経営支援を行う機関。商工会議所、商工会、金融機関、認定支援機関などが含まれる。
支援機関と認定支援機関の違い
認定支援機関についてはこちらをご確認ください。
支援機関と認定支援機関の違い
支援機関 | 認定支援機関 | |
---|---|---|
どんな機関が対応している? | 商工会、銀行、コンサルタントなど | 国に認められた税理士・会計士・銀行など |
どんなことをする? | 経営相談、補助金のアドバイスなど | ものづくり補助金などの申請サポートができる |
国の認定は必要? | 必要なし | 国から正式に認定されている |
認定支援機関についてはこちらをご確認ください。
実績報告(じっせきほうこく)
補助事業実施期間中に実際に使用し、補助事業計画に記載した取組をしたという報告。期日までに提出がない場合、補助金が交付されないことがあるので注意。
審査(しんさ)
補助金の申請内容を評価し、採択の可否を決定するプロセス。事業計画の具体性や補助対象要件の適合性が評価される。
収益納付(しゅうえきのうふ)
補助金を活用した事業によって収益が発生した場合、一定の基準に基づいて補助金の一部を返還する制度。
GビズID(じーびずあいでぃー)
補助金や行政手続きを電子申請する際に必要となる共通認証システム。IT導入補助金などでは申請時にGビズIDの取得が必須となる。
精算払(せいさんばらい)
事業が完了し、実績報告を提出した後に補助金を受け取る請求手続き。一般的な補助金の支払い方式。
な行
認定経営革新等支援機関(にんていけいえいかくしんとうしえんきかん)
税務、金融及び企業財務に関する専門的知識や支援に係る実務経験が一定レベル以上の個人、法人、中小企業支援機関等のこと。
▶ 条件にあった支援機関を探してみよう(有料※支援機関の規定による)
▶ 条件にあった支援機関を探してみよう(有料※支援機関の規定による)
は行
補助対象経費(ほじょたいしょうけいひ)
補助対象事業に要する費用のうち、補助金の対象となる特定の費目の費用。設備費、システム導入費、広告費など、補助金ごとに定められている。
補助対象事業(ほじょたいしょうじぎょう)
補助金の適用対象となる事業内容。補助金ごとに異なる。
補助対象期間・事業計画期間・補助事業実施期間(ほじょたいしょうきかん・じぎょうけいかくきかん・ほじょじぎょうじっしきかん)
補助金の適用対象となる期間。交付決定後から一定の期間内に事業を完了する必要がある。
補助対象外経費(ほじょたいしょうがいけいひ)
補助金の対象外となる経費。汎用性の高い物品や人件費など、補助金ごとに異なる。
補助上限額(ほじょじょうげんがく)
補助金の上限額。補助金ごとに設定されており、申請額が上限額を超える場合は削減が必要。
補助率(ほじょりつ)
補助金が対象経費のうち、どの程度を負担するかを示す割合。例:「補助率2/3」の場合、経費の3分の2を補助金がカバーする。つまり、残りの3分の1は事業者負担となる。
や行
よろず支援拠点(よろずしえんきょてん)
中小企業・小規模事業者向けに、経営相談や補助金申請支援を無料で行う公的機関。全国各地の商工会議所などに設置されている。
▶ 最寄りのよろず支援拠点を探してみよう(無料)
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